2008年12月31日水曜日

AUTO ROKKOR-PF 55mm/F1.8の清掃。

MinoltaのSR-1についていたAuto Rokkor 55/1.8の清掃をした。

ぱっと見、そのまま使えないことも無いかなぁと思ったけど、一応すっきりきれいな方がちゃんとピリッとした画を出してくれるかなと思って、分解クリーニングした。
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(↑いやいや、よーくみたらけっこう汚いよ、こいつ。)

いやー、bicのポイントで購入したレンズリングまわし(通称”カニ目”)はやっぱり専用機械だけあってとってもすっきりと傷一つ無く回せていいねぇ。
さらに、ゴムリングアダプターとのセットでレンズの分解はとっても便利になったよ。

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・・・てか、全く季節感のないblogだなぁ。
大晦日だってのに、相も変わらずカメラのことかい!って感じだねw


で、キレイに分解したRokkor55/1.8は、カビだかクモリだかわからないような汚れを拭き取ってすっきりとしましたv

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まだ、光にかざすとチリがけっこう見えるけど、たぶんこれくらいなら全く影響がないかなぁと思う。
あ、もちろん自分の撮影するレベルでの話だけどね。

ということで、早速フィルムを装填して試し撮り。

・・・あ、気がついたらフィルムが入っていて撮り終わってないカメラが4台もあったし。

なんか、もうどれで何を撮ったかがわかんなくなってきてるね。
だめだこりゃ。

2008年12月30日火曜日

Minolta SR-1 , AUTO ROKKOR 55mm/1.8

あぁぁ。また増えてしまった。


Minoltaのレンジファインダーに偏ってから、SLRはどうなんだろう?という欲求が出てきた。

で、とりあえず入門?ということでSRー1とAUTO Rokkor 55/1.8を入手してみた。

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MinoltaのSRー1は、かなりバージョンがあるようだが、とりあえずファインダーが丸いやつ(笑)が欲しかったので、62年製の3代目を手に入れた。

Pentaxのスクリューマウントの一眼レフもオークションではびっくりするくらい安いけど、Minoltaの一眼レフはさらにそれよりも安いから驚く。
570円だってさ。
レンズも付いてだよ!

送料のが高い一眼レフって・・・。

で、とりあえず動作チェックをしてみた。

まったくもって完動品ナリ。
あ、でもあとで気がついたけど、セルフのレバーが欠品してるね。こいつ。まー使わないからいいけどね。

すげー。500円程度でレンズ付きの完動の一眼レフを手に入れてしまったよ。Minolta、どんだけ人気ないんだYO。

しかも、速写ケースに入ってたから、見えるとこ以外はかなりキレイな状態。

でもってレンズはちこっとカビとチリがあるかなぁ程度。
これくらいならそのまま使っても問題なさそうだなぁというレベル。

そうそう、MCやMDではないAUTOのRokkorだけれど、コーティングの色をチェックしてみた。

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おぉ、コレが有名な「緑のロッコール」だな。


で、シャッターの感触なんかもみてみたんだけど、こいつのシャッター音というかミラーの跳ね返り音はすげーなーって感じだね。

RicohのXR-500と似た感じ、つまり

「ジャッキーン!!(ワンワン・・・)」

て感じなシャッターだよ。
率直な感想としては、ちょっと・・・・かなぁ。

まさに超合金ロボ合体!!て感じだもんねぇ。

まぁ、とにかく一本試し撮りをしてRokkorの実力を確認してみたいと思う。

2008年12月29日月曜日

ムムムッ、二眼レフ。

ダメだ。

ついに二眼レフが欲しくてたまらない病にかかってしまったw

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(これは知人から預かったseagul。こちらの心を読んでいるかのごとく「メンテして」と渡してくれたw)

たぶんビンボーカメラ生活な自分だから、ブローニーはおいそれとは使わないとは思うけど、とりあえず一台ほしい。

で、何を買うかが今自分の中での最大のトピックだったりするw


はじめはどうでもいいのかもしれないけど、やっぱり自分の撮影スタイル的にはレンズの画角は80mmよりも75mmがいいなぁ、て感じる。

でもって、できればいいレンズを積んでいるのが欲しい。
今のところ目星をつけているのが、

Primoflex
Walzflez
Airesflex

の3機種かなと。
はっきり言ってレンズのいい悪いは実際に撮ってみないとわかんないよねぇ。
あ、でもテッサーにこだわる気はないかな。てかテッサーとなると値段が跳ね上がるからなぁ・・・。
でもやっぱりこの中でも当時の高級機に分類されるPrimoflexが一番魅力を感じるなぁ。

もちろん、PigeonflexやYashicaflex、Ricohflex、Beautyflexなんかも80mmだけど、いいなぁと思う。
ただ、一押し足りないのは、やっぱり廉価版のもつ雰囲気。

レンジファインダーや一眼レフはあんまり廉価版のチープさを感じさせないモノが多くて、モノとしての良さが伝わってくるんだけど、どうも二眼レフの廉価版はそれらと同列に捉えられない。

なぜかはわからん。

あと、もう一つ。
どうせなら、思いっきり手間を感じさせてくれる赤窓式がいいかなぁと。
自動巻き止めなし。で、もちろんセルフコッキングもなし。
さらにいうと、シャッターレリーズがボタンではなくレバー式がいいなぁなんて。

そうなると限られてくるよねぇ。
80mm廉価版でよければRicohflexのⅦまでの機種がジャスピンなんだけどねw

しばらくこの楽しい悩みが続きそうだw

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2008年12月28日日曜日

AL-Eはとりあえず動いている。

同時に我が家に到着したMinoltaのRange Finder2機だが、とりあえずAL-Eのほうはコレといった問題もなく動いてくれている。

家に到着したときは、何となく動きが怪しかったが、トップカバーをあけて何もすることなくただ閉め直しただけだけど、問題なく動いているので、まぁ良しとするかなと。

あとは、電池の腐食で電池室を中心に裏蓋にかけていやなにおいがするから、きれいに清掃をして、モルトを張り替えれば完成かなと。

久々の1k越え(といっても1.8kだけどw)だけにやっぱりきちんと動いてくれている。ただビスが一本ないけどw


で、かたわれのHi-Matic Fだが、こいつはよくわからん。

まず、電子シャッターのカメラの構造を理解するためにかなりの時間を要しそうだ。

いや、でもおもしろいねぇ。こいつ。
ぜんぜんクラカメっぽくないよ。てか、もうこいつはクラカメではない世代なのかな?

まず、プラボディーってところが泣ける。

しかも、電子シャッターだからめっちゃ中身がすっかすかだし。
で、パーツがユニット式になってそうでなってない。こっちをはずすとあっちがポロリ。みたいなちゃちな構造。

おかげで?、気がついたら、バネが一本“ポロリ”と転がっていたけど、いつどこから転がったかすらわからんo.....rz。

無理とわかりつつ、接点清掃の後とりあえず組んでみて、動作チェック。


あ、シャッター開いた!


あ、でも閉じないw


てことでたぶん電子部品の致命的な故障ではなさそうな気がしてきた。
そうそう、分解したときについでにシャッターの粘りをチェックしたけど、特に問題なさそうだった。

で、例のバネくんの定位置を見つけてくっつけてもう一度チェックをしてみようと思う。
たぶん、ここだろうという位置のメボシは、シャッターが閉じないという状態からして、つけてあるけどね。

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2008年12月27日土曜日

いっぱい再修理。

今日は元ジャンクのカメラたちの、復活はしたけどイマイチ不調だった部分をメンテナンスする一日だったよ。
あ、でも修理に夢中で写真を撮るのをほとんど忘れたorz。
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まず、小手はじめにHi-color35sのボケボケのピントの調節から。

前は、1mのピンの位置をあわせて調節したけど、今回は無限遠をあわせてみた。
なんかもうフィルムを装填する気がしないからそのままだけど、今後気が向いたら、テスト撮影をしてみようかなと。


で、次にElectro35GX。
レリーズの感触がおかしくて、しかも最速と最遅しかでない。

で。フィルムが入っていたけど、撮ったとこまではあきらめて、前の貼皮をはがして全群をはずしたじぇい。
レリーズのカムに噛ました亜鉛板が厚すぎて、electroのスイッチが入る前にレリーズしてしまっていたようだ。

3枚かました亜鉛板を1枚にして、レリーズの感じをチェックして組み立て直し。

電池を入れたけどまだいまいちな感じだなぁ。もう少し時間がかかりそう。
やっぱり電子シャッター系はどうも苦手だ。


そんで、Hi-Matic 7s。
こいつはほとんど問題ないんだけど、いまいちレリーズのタイムラグのようなものがあって、押してからだいぶ遅れてシャッターが切れる。なんだか出始めの頃のデジカメのレリーズタイムラグのようなイライラ感があるしw

でもって、やったことはelectro35GXと同じ。
全群をはずして、レリーズのカムをこっちは逆に少し深めにした。ただ、こいつは亜鉛板を噛ますのではなくて、力技でペンチで少し曲げた。(あまりお薦めできないけどね。曲げたといっても0.3mmくらいだけどね。)

これで、だいぶすっきりとレリーズができるようになった。

MinoltaのSEIKO社のシャッターは個人的にはかなり好きな部類に入るけど、ちまたではレリーズの感触の”ぬるさ”が不評のようだ。
たしかに、「むにゅ〜・・・カシュッ」くらいのイメージだよね。あ、ちなみに最後の「カシュッ」はかなりサイレントな感じ。自分はそこんところがかなり好き。

こいつのおかげで、なにげに密かにMinolta党に移行しつつある自分がいたりするくらいだしねw


で、最後にOM-1。

シャッター幕に問題があって、スローのときに陰ができてしまうという、かな〜り致命的な問題を発覚したんだけど、ちょっと気合いを入れて、ミラーボックスをはずすところまでやったよ。

てか、いちど分解している機種は思ったより気合いを入れなくても、スイスイと分解できるねぇ。
あっという間にミラーボックスをはずして、シャッター幕までたどり着いたし。

それよりなにより、実は前回組み立てたときに、プリズムを固定するビスを1つ紛失していたんだよねぇ。
ななんとなんと!(古っ)そこ蓋をはずしたら隙間から「ポロッ」ってそのビスが出てきたよw

ひとりで、にんまり笑えたしw

でも、よくギアとかに引っかからずにいられたなぁなんて感心してみたりしてww

で、やっぱり予想通り、スローシャッターガバナーの後幕にかかるギアがすこしずれていわゆる「送り過ぎ」ていた。

正直、スローガバナーのビスははずしたくなかったけど、ここで気合いを入れて組み直したしv

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(↑スローのとき右側に5mmくらい後幕がにじり出てたんだよねぇ。)

ばっちりと治りましたv

2008年12月26日金曜日

さてどうしようか。OM-1。

フジのveinus 400でテスト撮影をしてからすっかりしまい込んでさわりもしていないOM-1だが、実はどうしようか二つの選択を考えている。

一つは、けっこうな人気機種だから使わないで飾ったりしまっておくのはもったいないかなと思うので、オークションでやすーく引き取ってもらおうかなと思っている。

で、もう一つがけっこう深刻。あまり認めたくないけど、テスト撮影をしたときに一つの事実を発見してしまったってこと。

つまり、要再修理ってこと。

屋外での撮影ではZuikoレンズの発色もすばらしく、問題なく撮影できていたが、室内での撮影で左側に陰ができているんだよねぇ。

はじめは原因が全く分からなくて、何かが写り込んだかなぁ?なんて思ったけど、室内ではほとんどのモノに陰みたいなモノがあった。
44220034←これも
44220036←これも
44220030
(↑よくみたらこれもじゃん。)

で、よくよく組み立てているときのことを思い出してみて、原因がほぼ断定した。

シャッター幕(後幕)がスローの時にジリジリとはみ出てくるんだよね、こいつ。

シャッター幕は被写体に向かって右側からすべってくるから、ネガは倒立像なのでプリントすると左側が暗くなるんだってことね。

で、おもむろにOM-1を手にとってシャッター幕の動きを再チェックしてみた。

やっぱり間違いないね。

・・・・・。うーん。これははっきり言ってこのままでは使えない。
それどころか、このままオークションに出すことさえ自分的にはすっきりしない。

ただ、こいつはミラーボックスをはずすときにかなり神経を使わないとシャッタスピードダイアルの糸を切ってしまうんだよねぇ。

またまた、クラカメジャンキーらしからぬ根性なしな発言だけど・・・・、どうしよっかなー。

てか、まぁもともと購入しているカメラがけっこうなジャンクばかりだから、しかたないっちゃしかたないけど、一回分解して完全に仕上がったやつはほぼ皆無なんだよねぇ。

けっこう増えてしまったカメラ君たちを使ってくれる人に引き取ってもらおうと考えたけど、この様子じゃまだまだちと無理かなぁと思う。

2008年12月25日木曜日

Minolta いっぱい。

連続してオークションで落札したMinoltaのRange Finderが同じ日に到着した。

一日に2つもオークションの商品(カメラ)が到着して、しかも両方ともMinoltaで、さらに両方ともRange Finderときたもんだ。

病気にますます拍車がかかってきているようですw

いや、自分のしていることとは言え、まるでアホですわ。

ただ、ひとついいわけをさせてもらうと、2つ目は1円で落札したもんだってこと。

プログラムEEの電子シャッターをもつHi-Matic Fが電池をいれても動かないという、代物。

しかも出品者はカメラの中古屋さんときた。
動作チェックをして、電子部の不良と判断したもの。

「動いたらラッキー。ダメならEE機の勉強用に。」

くらいの気持ちでの入札でし。

さてさて、先に落札したAL-Eだけど、こちらはやっぱりというか多分そうかなというか、でけっこうなジャンクだった。

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オークションは写真に裏側とか、ある一面が写っていないやつは大概そこに問題があるよねぇ。

トップカバーのネジが一本なくって、軍艦部ぐらぐらだよ。こいつ。

かなりの分解履歴を持ってそうなので、ほかにも問題はいっぱいありそうだしね。

家人は、こいつを一目見て「あ、それきもちわるい」だってw

とりあえずHi-Matic Fとともに恒例の”きらきら入院”ナリよ。


まずはハイマチックFのほうから分解してみようと思う。

ICとかの致命的な故障でなければ、考えられるのは、
・単なる接触不良。
・強烈にシャッターが粘って動かない。

くらいが考えられるから、それぞれチェックしてみようと思う。

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あぁぁ。マジ、オタクの本性が出てきたぞw


そうそう、実は今もうすでに半分くらいレンジファインダーは飽きてきているんだよねぇ。

イジるのは楽しいけど、いざ撮影となるとやっぱり一眼レフを手に取るよね。特にMXが来てからはさらにそれが顕著だし。

だってMXてばレンジファインダーよりも小さいんだもん。


で、どうなってるかっていうと、中盤へ・・・て感じ。

でも、元々ビンボーカメラ生活のがうれしい?ので、もちろん方向は「廉価版二眼」へと向かっている。

Minolta Range Finderの路線にいたから、はじめはMinoltaCordとかAutoCordとかがメチャほっすぃ~。ロッコールレンズ(Minoltacordはプロマーだけど)がほっすぃ~。なんて思ってたけど、二眼の世界ではミノルタは高級機に近い分類だったよ。

もちろん中古価格もそれなり。

で、二眼の廉価版といったら誰もが知っている(カメラをやる人なら・・・ね)RicohFlexに矛先がいったんだけど・・・。

リコー大好きな自分としては、まさにジャスピンな選択だと思うんだけど、どうもRicohflexにはときめきを感じないんだよねぇ。

たぶん、ボロくても古くてもレンズがすげーとかなんかかっこいいとかの所有欲が必要なのかなと。

あと、思うのは、リコーフレックスは当時としては珍しくコンベヤーで大量生産をした初めてに近いカメラだということ。

カメラに制作者や製造者の心が入りきってないのかもしれないね。

・・・!つまりウイルス不足じゃ!?
そんなんじゃ病人の中毒症状は満たされん!!?

なーんてねw

2008年12月24日水曜日

やっぱりSPFは修理。

ほぼ問題なく動作していたと思っていたSPFだったが、試し撮りのフィルムが一本終了して、2~3日ほうっておいてから何の気なしに空シャッターを切ったら、ミラーの上がりがめっちゃ悪かった。

2~3回空シャッターを切っていたらなんでもなくなったが、コレははっきり言ってダメと思った。

やっぱりこいつは一度ミラーボックスを洗浄・注油しなくては!と思ったのが(てかその前にカメラいじってるのが問題かな?)本日の失敗ナリ。

病気が発病しまちたw

年末でめちゃんこというほどでもないけど、仕事がたまっているのにカメライジってしまったorz。

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プラクチカマウントに開放測光を導入したツワモノSPFだけに、あちこちに配線が行き渡っているから、マニュアルカメラにしてはめんどいやつだね。

そう、今までは分解中のメモはすべてデジカメに任せていたけど、今回は手書きのメモを多用してみた。

あと、ネジはできる限り取り外したままにせず、元のネジ穴につけておくか、メンディングテープで固定しておいた。

瞬発的な記憶力はかなり自信があるのだが、あえて記憶力を使わずに集中力を別のエネルギーに生かしてみようと思って取り組んでみた。

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感想は・・・・いいかもv

デジカメや記憶力に頼る方法も緊張感があってそれはそれでいいけど、今回の分解・洗浄はかなり気楽に取り組めた。

やっぱり「書く」という作業は非常に大切だと再認識!

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↑ベンジン洗浄ですっきりしたミラーボックス君なり。

そうそう、今回は分解洗浄で一日置いて翌日に組み立てを行った。
それでも問題なく組み立てを進めることができた。

だいぶ、こつがつかめてきて、作業も手慣れてきたようだv

2008年12月23日火曜日

Canon new Canonet QL17-L

別にキヤノンのカメラとかキヤノンレンズとかぜんぜん好きじゃないんだけど、すごく欲しいわけでもなかったんだけど、当時ベスト&ロングセラーをしたcanonetシリーズの一つくらい持っててもいいかなと思って。

0.5kならGoでしょw

てことで送料のが高いという商品を頂きましたとさ。

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いつも通り、とりあえず動作チェック。

きもーちシャッターの粘りがあるのか?と思ったけど、そうではなくて、たぶんスローガバナーの油切れっぽい感じだ。
スローの時だけ、挙動がおかしいから、こいつ。

電池はなんだっけ?と思って電池蓋をあけたら・・・

あ、電池入ってる。・・・お、しかもこの電池まだ電力ある。
露出計がふれるじゃん!

ダブルラッキーvv(なんじゃそりゃ?)

どこかで聞いたけど、水銀電池ってホントに長寿命だなぁ。


そのほかのさし当たっての問題はレンズの後群にカビ君がいるかな。ってとこ。

あぁ、確かにyashicaやMinoltaのレンジファインダーに比べると巻き上げの感触やシャッターのレリーズ感は、段違いにいいかなと。

あとは、「可もなく不可もない」と評判の?写りを見てみたいと思う。

あ、そのまえにスローシャッターガバナーの注油とレンズ清掃とモルト交換をしないとね。

むむむ。これくらいだと、簡単な整備レベルに感じるようになってきたぞい。
クラカメジャンキーまっしぐらなりw


・・・・とおもって簡単にレンズを撮って掃除しようと思ったら、こやつけっこうクセもんだった。

まず困ったのが、貼皮はずしてレンズボードはずすかな、と思ったら貼皮がはがれないし。
むりくりやったらビリビリ切れちゃったしorz。

でもって、貼皮はがしたのに全然構造がちがくって、何もできないし・・・。

しかも、前群のレンズをはずすことすらできなくって。
後群もレンズボードがはずせないからどうしましょう?って感じだし。

で、いろいろググったら、やっとみつけたよ。

こいつは、かなーり特殊だ。前群レンズは専用の工具が必要だし、後群レンズは裏からそのままレンズだけとるという方法をとるようだ。

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(あぁぁ。まさにシロート。傷だらけにしてしまった。もちろんあとで色を塗ったけど・・・。)
結局、後群レンズはカニ目が2カ所あるが、内側のカニ目しか回らなかった。で、一番後ろがわのレンズのみ取り外して、清掃。なんとかカビ君を退治した。

シャッターの注油は、こちらもイマイチきちんとはずすことができなかったので、むりくりここいらへん?というところに油をちこっっっとつけて終了。

最遅(1/4)がイマイチだけど、あまり使わないからとりあえずOKということで、テスト撮影に入った。


さて、どんな画を吐き出すんだろう。こいつ。


〜〜
結局、その後テスト撮影の結果が出る前に、こやつは人にあげてしまった。
1/4が出ないままだったけど、いちおう破れた貼皮を付け替えてプレゼントした。

2008年12月22日月曜日

SMC Takumar 24mm/F3.5 with Pentax SPF

次々と増え続けるクラカメたちだが、ついに念願のブツを手に入れた!!!
しかも自分的にはかなり奮発した入札。
まぁ、でもモノとしてはかなり格安ではあるけど。

SMC Takumar 24mmつきのAsahi Pentax SPFを手に入れたv

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クラカメをはじめてからずうっと欲しかったのがTakumarの24mm。

でも、かるーく万ごえするし。
500円とか1000円のジャンクをかって喜んでいる自分的には手の届かないシナモンだった。

今回はちょっとカビ品ということで破格の6.5kで頂いたv

ちなみに、Takumar24mmは分解してみたが、どうしても後玉の一枚だけがはずれなくって、その中のカビ君を退治できない状態。

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(一番した中央のやつが後群のレンズ。これが外れない・・・)

とりあえず、いくつか試写してみて、問題なければそのまま使おうかなと思っている。


でもって、24mmについていたSPFだが、ミラーの上がりが悪いようなのでとりあえず簡単に清掃と、プリズムがいまいちすっきりしないので、劣化したモルトをはがして、きれいにした。

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ミラーの調子はいじっている段階ではほとんどわからなかったので、ミラーボックスの分解まではしなかった。

ただ、先日テスト撮影中に36枚撮りの最後の3枚くらいでミラーの上がりの悪い症状が出た。

でもってフィルムを撮りだして動作チェックしたら、ふつうに動いていた。

うーん。よくわからん。(また例のやつか?とも思ったけど・・・)まぁ、たぶんミラーの油切れだと思うね。
ミラーボックスをはずすのは面倒なので、どうにもならない症状でなければそこまではしたくないかなと。
ちょっとジャンククラカメウイルスに感染している身のくせに?弱気な姿勢を見せたりしてw

そう。こいつ、露出計もばっちり動いているんだよねぇ。
だいたい、自分のカン露出とほぼ一致するからたぶん精度的には問題ないと思われ。(って、自分のカン露出がどんだけだってこともあるけどねw)

ちょっと使ってみたけど、SPFとTakumar24mmの組み合わせはかなーりいい感じだ。

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当てにはしてないけど、露出計がついてるとなんか安心するし、MXのコンパクトさもスゲーって感じだが、やっぱりミラーのカランという感触はSP系には何者もかなわないと思う。

そんで、Takumar24mmの気持ちよさと使い勝手の良さ。

GX100で染み着いたこの画角のイメージと25cmまで寄れるレンズは現状持っているレンズの中では群を抜いている。

当分、一眼レフは24mmオンリーでいけそうな気すらする。てかたぶんそうする。

ボケを生かした画を撮りたいときのためにコンパクトな55mmを忍ばせておけば、問題なしだv

レンジファインダーは弄くって分解して遊ぶ楽しさがあって、一眼はそれ以上に撮る楽しさ、カメラ本来の楽しさがあってたまらなくいい。

30060035

2008年12月21日日曜日

やっぱり写真は難しい・・・。

現像をまとめて郵送で格安にやってもらっているので、5本まとめて現像からかえってきた。

とりあえず、Ricoh Hi color 35s、Minolta Hi matic 7s、Olympus OM-1、Pentax MX、そしてSLの5本。

OM-1はzuiko28mm/f2.8オンリー。
MXは半分SMC Pentax 50mm/f1.7で、残りがRikenon 50mm/f2。
SLは試写ではないので、いろいろ使ってみた。(といってもすべてタクマーで55mm、135mm、28mmを使った。)

・・・・・うーん。むずい。

まず、Hi-Color35sはピントがとれてなかった。ピンと調節をしたつもりだったけど、全くダメダメ。
あと、室内だとやっぱり光量が足りないかな。
44190008
44190014
(手前の骨格模型にピントを合わせたつもり・・・orz)

Hi-Matic 7sは・・・うーん。ちまたで言われている通りの結果だった。日中は色が薄く出てしまってイマイチ。なのに、ちょっと陰のあるところとか、薄暗いところにいくととたんにグワッとするような画をつくる。これは面白いレンズだなぁ。
使い方を考えてあげれば、とってもいい写真が撮れそう。
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44200019
↑これが、日陰に入ると・・・
44200024
44200026
こんな感じに。


で、OM-1。Pentax党のつもりなのだが、認めざるを得ない。一番いい。色の出具合や、室内での雰囲気などはこいつが一番キレイに出ている。うーん。zuiko侮れないなぁ。
44220007
44220010
44220017
うーん。カチっとくるなぁ。さすがだ。
44220023


そんでもって、MX。・・・・・だめだ。こりゃだめだ。
SMC PentaxレンズやRikenonレンズがダメなのか、それともボディーがきちんと治っていないのか、それは良くわからないが、現状全くダメ。特にRikenonは全然ダメ。
今日、Bicのポイントを使ってマウントアダプターKを購入したので、Takmarをつけてもう少し撮ってみようと思う。
44210012
44210022
44210024
下2枚がRikenon。富士山はまぁまぁかな。


そしてSL。・・・・いいねぇ。やっぱりSMC Takumar55mmと28mmは個人的にはかなりいい画を出してくれると思う。ケースによってはOM-1よりもこっちのいいかなと思う。やっぱりこいつだけは完動品で購入しているので、安定して画を吐き出してくれる。
44230007
44230023
44230030
44230033
下の3つはTakumar55mm。とても1000円のレンズとは思えんw


やっぱりカメラは難しい。

2008年12月20日土曜日

YASHICA Electro 35GX

基本、フルマニュアル撮影ができる機種という方針でクラカメを買いあさってきたが、このシリーズはとりあえず一つあってもいいなぁと思い、シリーズ最終機の35GXを購入。

自分の撮影スタイル的には、なるべく広角のレンズという希望があったので、このGXかCCに絞られた。

ただ、CCはF値が2.8なので、却下。
〜〜と思っていたら、ccもF1.8だったYO!orz!!てことで、CCをオクで検索中・・・〜〜〜

「明るくて広角」

というわがままな希望で、該当なのがGXってこと。

まぁ、広角って言ったって40mmだけどね。


結局、このあと各メーカーの40mmレンズのF値1点台を買いあさってみようかなと言う方向に気持ちが向かってきたよ。

まぁ、どっちにしたって病気には変わりないけどね。
強烈なウイルス性の病気だよwホントw


で、今回のブツはこれ。

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あちゃー。ってかんじだね。
そりゃ0.5kですから。
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とにかく汚れがすごいのなんの。
たぶん、田んぼか何かに落っことしたんじゃないのか?と思われるような汚れかただね、こりゃ。
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動作チェックはというと、
LR-44を使った突貫の代用電池を入れてみたら、あっさりと動いたし。
もちろん露出計が生きてそうなシャッターの動き。

ただ、シャッターが結構粘っている感じなので、それだけ清掃・注油すれば動作部分はほぼOKってところだね。

で、問題はレンズ。

R1009508

前玉の拭き傷が壊滅的なのと、前玉の中にあるカビ。


かなーり大苦戦。


たぶん過去最高潮に大変。
OM-1も、MXも「こりゃ大変じゃ!!」と思ったけど、
毎回レベルアップしてるよ。
自分がではなく、カメラ君の方がね。
てことで必然的にこちらもレベルアップさせていただいております。

今回の教訓。
『シャッター含む駆動系は繊細なカラクリ。レンズは”力”で挑むべし!』

大苦戦して、最終的にまわりを傷だらけにしてしまった前玉は万力でめっちゃ力一杯固定して、カニ目で回したら、意外なほどあっさりととれたし。

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てか、こいつもここまで分解している人をweb上で捜すことができなかったyo。
シロートのくせにかなり深みにはまっておりますw


とりあえず、シャッターの粘りをベンジン洗浄と微量の注油で回避して、接点の接触不良を清掃できりぬけ、レリーズボタンの浮きは亜鉛版をかまして対処した。
すきもの屋blogさん。感謝。

そして、あとはひたすら掃除、掃除、掃除・・・・・

貼皮もあまりにも汚いので、はがして交換。


そしてそして、問題の前玉レンズ。
写らないよりはいいかなということで、アクリルサンデーで研磨しちゃった。

もち、コーティングはおしまい。ざらつき感はまだ残ってる。て状態だけど、良しとするかね。

とりあえず貼皮の材料を適当に購入して、治したらテスト撮影をしてみようと思う。
まぁ、でも評判どおりの写りは期待してないけどね。なんせ前玉アクリルサンデーwだからww

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↑生地屋さんで、やっすい合皮を購入してつくってみた。けっこうおもしろいなぁ。皮張りw

〜追記〜
記事を書き上げてから、テスト撮影中に不具合発症!フィルムが入っているが、分解しないとダメっぽい状態。orz
シャッターが最速と最遅しか出ない。あーあ。

2008年12月19日金曜日

Minolta Hi-Matic 7s

レンジファインダーにだいぶ気持ちが向いてきている今日この頃。

いろいろと物色していて、しぼっていくと、自分の趣味はminoltaになった。

もちろんRicohはかなり好きだw

あの、個性のかたまりのような機種たちを見ていると、微笑みがわいて出てくる。

ただ、いくつか焦点を絞っていくと、選択肢が限られてくるのも事実。

選択肢とは、
・明るいレンズ(F値が2より小さいヤツ)
・なるべく画角が広い
・もちろんフルマニュアル操作ができる
・60年より前の機種はちょっと・・・

ってとこが最低条件かなと。

セレン露出か電池を使ったCdS露出かはあまり気にしない。
てか、たぶん使い込んでいけば、露出は結局カンで撮ると思うしねw

というより、この時代の露出計の結果をそのまま鵜呑みにする方が自分的には無謀な気がする。
だって、30年overだじぇ!?

あと、50'sのカメラはいやじゃないけど、カラーで撮ることを前提としてつくられているかどうかが疑問なので、これも除外かなと。

いまのところ、モノクロをやる気は全くないし。


てことで、いろいろ物色してminoltaのHi-matic 7sを選択。
オークションで0.5kでいただいた。

シャッターが切れないというジャンクだったが、かなり奥まで分解したけど、結局原因は裏蓋を開けただけで解決できるレベルだった。
原因究明に70分。解決に5分。てとこかな。

R1009437

とりあえず、試し撮りをしてみたけど、こいつのseikoシャッターはめちゃくちゃ静かだ!

「あれ?今、シャッター降りなかったかな?」

てのが2〜3回。レンズを覗きながらカラうちを数回w

44200018

Asahi pentaxの一眼レフを使っている自分的には、このギャップがたまらなくイ〜感じ。


そう、あと思ったのが、45mmの画角は今イチ狭いかも。
やっぱり広角よりな自分なので、40mmのタイプが欲しくなった。

minoltina-Sか、AL-Eか、ALSかはたまた高いけどHi-Matic 7sⅡか・・・・
物欲は止まらない・・・・・

(その後、AL-Eを落札したのだが、AL-EはCITIZEN製だったyo。wow!)