2010年7月31日土曜日

minoltaflex AUTOMAT ~ その5

うーん。シャッターチャージレバーのビットが外れてしまったので、得意のセメダインXGで接着したんだけど、かなりの強度がかかるようで、すぐに外れちゃうんだよねー。

てことで、次なる手段は、これ。


半田付け。

てことでやっつけ仕事w

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ま、いいんでないかな?
一応何回かまわしてみたけど、大丈夫そうな感じ。


よしよし・・・・

と思っていたら、今度はシャッターを切ったときに多重露光防止カムの解除レバーが押されてないことが発覚!


うーん。こういうのは基本力業でいいのだろうか?

ま、ほかに良案もないので・・・・えいやっ!てことで、むりくり形を変形させて、解決ナリv


預かったときは、間違いなくバルナックライカコピーのTanackのほうが手が掛かりそうに見えたけど、いやいやどうして、こやつはかなりの問題児だったねぇ。


・・・あ、そうそう。もう一つ気がついちゃったんだけど・・・

無限遠の位置がズレてるっぽい。

てか、正確に言うと、無限遠までヘリコイドを回すと、途中でレンズボードが「くにゃっ」ってななめるんだよねぇ。

けっこう重症だろそれって!

あー。左側も開けるのかぁ?
開けずになんとかならんのかぁ?

ううぅむ。


・・・と思いつつも、ガマンしきれずにブローニーを装填して撮影に入ってしまったしw
ま、撮ってみないことにはわからいっしょwということで。

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(minolta XD , MC Rokkor58/1.4 in Yakushima)

2010年7月30日金曜日

minoltaflex AUTOMAT ~ その4

ミラーがはまらん!!

だいぶくたびれてきた反射鏡の代わりとなるべく、いつものプラスチックミラーをカットして、反射鏡の上に張り付けてセットしようとしたんだケロ。。。

ああぁぁっ!

ミラーがはまらん!

反射鏡はたいてい上2点、下1点の3点で固定されてるけど、下の固定部分が、ちょうどミラーの厚さ分の透き間だけ空いているダイキャスト製になってるよー。

プラスチックミラーを重ねたら、厚くなってしまって入んないし。

てことで、仕方なく現存のミラーをそのまま使うことにしたし。

いちお過酸化水素水でかるーくカビとりはしたけど、限界はあるよねー。

うーん。ピント合わせには支障ないくらいの明るさがとれているからこれで妥協かな?

(あ。またこの辺の作業を写真撮らずにやってしまったしw)


それよりなにより、セルフコッキング機構のカムの固定パーツが分解したときにむりくり動かして外れてしまったんだよねぇ。

こいつをこれまたお得意のセメダインXGで接着したよん。
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なにげにけっこうな強度のかかる部分だから、しっかりと止めておかないとねー。


やっぱり先は長いようだ。

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(Ricoh GR1)

2010年7月27日火曜日

こもれび。

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minolta XD , MC Rokkor 58/1.4 in Yakushima

大学でお世話になった恩師が亡くなった。
今の自分の職業とそのスタイルを形成する基盤を与えてくださった方。
感謝・・・アーメン(恩師はキリシタンなので)

2010年7月26日月曜日

minoltaflex AUTOMAT ~ その3

どうしてもこやつのオートマット機構のからくりがわからなくって、かな~り暗礁に乗り上げた状態になっていたんだけど、もしかして解決したかも?

結論から言えば、「使い方がわかっていなかったw」
ということかもしれない?www

てか、ホントにこういう風に使うものなのかがいまいちわかんないんだけど、こうやって使えば正常に動いていることは確認できたし。



とりあえず、フィルム装填したらフタを閉めて、底の赤窓を見ながら1枚目の位置まで回す。

そしたら、カウンターリセットをして、カウンターを“1”にする。

シャッターをきったら、レバーを止まるまで回す。
これが、3/4回転くらいなんだよねー。

でもって、そこから逆回転して元の位置までレバーを戻す。
そして、2枚目を撮影する。

んで、3枚目。。。。

といった具合。


何が気になるって、レバーを3/4回転回した後に、逆回転でもとの位置に戻さなくてはいけないというギミックがいまいちあっているのかどうかわからんのだよ





!!!!


あー、間違いないかも。
google先生に聞いてみたけど、本家のrolleiflexのAUTOMAT機構は、時計回りで巻き上げて、半時計回りでシャッターチャージ、という構造みたい。


・・・・あーかっこわるーw

無知って怖いよねーww

まさに、壊れていたんじゃなくって使い方を知らなかったっていうオチwキタコレw


さー、ということはあとは反射鏡の交換と、スリガラスをきれいにして組み立てるだけだねー。

んで、最後に貼皮を新調して終了じゃね?

そうそう、貼皮をはがすときに奇跡的?にキレーにそのままはがせたから、今回の貼り直しはうまくいきそうかなー。


完成が近づいてきてテンションがあがってきたねーv

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2010年7月21日水曜日

new SR-7 微調整

ここのところしばらく一眼レフはXDを使い続けていたけど、1940年代~50年代のクラカメがこぞってやってきていて、機械シャッターブームが自分の中で再燃し始めたから、SR-7を使おうかなとw

なんだけど、おもいっきり落っことしてペンタ部を凹ましてしまい、かつ巻き上げからシャッターに至るまでの課程がいまいちな状態のまま放置していたので、とりあえず使う前にメンテをば。

てことで、まずはめっちゃ簡単に外れてしまうトップカバーを外してw

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ペンタ部の凹みを裏から打ち直して、まぁまぁな見栄えになるくらいまでにしておいたよ。

before
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after
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(あんま変わんないなぁw)

でもって、底蓋を外して、“例の”部分をばらしてキレイに磨いて組み直したよ。

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(電池ブタの右のビスが”例の”部分。この下のカムの動きが鈍くなるんだよねぇ。)

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(途中でわかんなくなってしまったので、SRT-101を眺めながら治したし。)

new SR-7もSRT-101も結局水銀電池の液もれでここの部分がガビガビになってしまっている個体がホントに多いよねぇ。

ま、逆に言うとそういう個体は、その状態で“壊れた”ということになってくれているから、致命的な故障はしていないものが多いけどねぇ。



いや~でも、機械式の布幕シャッターの音ってホントにテンションをあげてくれるよねーw

それはそうと、Leicaの布幕ってホント音が静かなんだよねー。

まぁ、ミラーがないから、ミラーのガシャコン!みたいのはないのはわかるんだけど、それを差し引いても静かだよねー。

はっ!

そんじゃぁminolta 35ってどんな感じなんだろう?とか気になってきてしまったw

うぅぅっ。物欲を押さえねば......。

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2010年7月19日月曜日

minoltaCORD 改め minoltaflex AUTOMAT

どうやら、いろいろと調べたら、こいつはミノルタコードではなく、ミノルタフレックスみたいだ。
ミノルタフレックスのオートマット機構つきということらしい。

・・・・で、発売年は...!!!

1941年!?

ホントか?

minoltaflexが1937年製造で、日本初の二眼レフって?
それのautomat版がこやつということらしい。

歴史あるなーw


にしては状態はいい方だよなぁ。
大切に使っていたんだろうねぇ。

なにせ、半年分の給料くらいしただろうからねぇ。


さて、とりあえず、オートマットの部分はいまいちわからないから、先にレンズとリーフシャッターの具合をみてみることにしたよ。

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にしてもサクサク分解できるよねぇ。この時代のカメラはw

viewレンズなんて、銘板回したら、3枚ゴロっ!て出てきたしw

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シャッターがだいぶ粘っていたから、ベンジンで洗浄して、注油しておいたよ。

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それだけで問題なく動き始めたから、カムやスローガバナは取り出さずに済ませたし。

で、レンズだけど。
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(わかりにくいけど、結構曇ってる。。。)

うーん。takeもviewも前玉が若干白く曇っているんだよねぇ。

てことで、いつもの禁断の#30000でキレイにしておいたとさ。

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うーんvすっきり。


なんだか、研磨するのが病みつきになってきている自分に危機を感じるw


ま、でもこれでレンズボード部は問題なくなったから良しとするかね。

さーて、あとはどうやってセルフコッキング機構の調節をするかってところだねぇ。

もう少し時間がかかりそうだーね。

2010年7月16日金曜日

Leica M4 ~ 撮影結果

M4のテスト撮影というよりは、summicronの写りを確認。

というより、ただ使ってみたかったからw撮影しただけだけどねww

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あぁ。

重大な問題が発覚してしまった。

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35mmが恐ろしく下手な自分www
あぁぁっ!

どうちてこの画角になるととんでもなく間抜けな構図になってしまうんだろう?

てことで、このカメラとレンズがどんだけすごいのかがいまいちわからない結果となってしまったw


あ、でもバチッとはまると結構すごいかもしれない。

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ほとんどはまってないケロ。

2010年7月15日木曜日

minoltacord AUTOMAT ~ その1

Tanackとセットで預かったminoltaの2眼。

この時代の2眼レフは同じメーカーでもロットによってみんな微妙に型が違うから、こいつが何なのかがよくわからないけど、たぶんminoltacordのAUTOMATの初期型に近いものだと思われ。

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テイクレンズに旭光学製のPromarを使っているところからして、初期型でしょ。
たしか、こいつはテッサー形だったような...。

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ビューレンズはminolta銘なんだよねぇ。よくわからんねぇ。

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こちらはただの磨りガラスだから、どこまでよくなるかはわからないねぇ。

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とりあえず、自分のminoltaflexと並べてみたしw

ちょっと気がついたんだけど、

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左が預かったAUTOMAT、右がmioltaflex

スペルが違うww


てことで、レンズ側と、オートマット側を開けてみた。

・・・・・・・つーか、開かなかったorz

レンズボード1カ所、オートマット側のフタ1カ所の真鍮ビスが全く回らん。

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はい。気の短い私は、ビスの頭をドリルで取ってしまいましたとさ。

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うーん。開けたことは開けたんだけど、オートマット機構が全くわかんなくて、お手上げっす。

さーて、どうしましょ。

2010年7月14日水曜日

SMC Takumar 55/1.8 ヘリコイド不良

SPとセットで譲渡したTakumarの55/1.8がヘリコイドが回んなくなったぁ!と譲渡主からヘルプでし。

むむぅ。

無限遠側に近づくと固くなって動かないって感じだねぇ。

ま、とりあえず見てみないことには始まんないから、パカッとなと。

......また、撮影し忘れたw


ま、ヘリコイドの隙間にゴミがつまっていたんだろうということで、開けて軽く掃除したら治ったし。

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(ここまで組み直してから、撮影してないことに気がついたw)

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はい。無限になるってことでおk?

2010年7月13日火曜日

Tanack bodyの整備。

レンズは思ったよりあっさりとキレイになった、Tanaka OpticalのTanackくん。
さて、仕事はまだまだ忙しいのに、現実逃避気味にbodyの整備をしてみたし。

てか、開かねー!

バルナック型のカメラをイジるのははじめてで、いったいこヤツはどうやってバラすんだ?
なんて悶々としながら、Webの先人たちを頼りに悪戦苦闘してみた。

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ぷは。開いた。

てか、開き方が全く自分の中では想定外だったから、参ったねこりゃ。

スローのガバナ以外はほとんど軍幹部にくっついている構造なんだよねー。
これを理解するまでは、ホントワケわかんなかったね。

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で、問題のシャッター幕だけど、。。。

あぁ。リボンが切れてるかな?と思っていたけど、単純にドラムに接着してあったリボンの端が外れていただけだったね。

てことで、ちゃちゃっと接着して、レストア終了w

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(作業も雑で、撮影も雑だったりw)

あー。でも、スローも普通の速度もシャッター幕の動きが怪しかったから、スローガバナも、そのほかのギヤもみーんなベンジン洗浄して、かるーく注油しておいたよん。

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おかげで、動作はかなーり快調な感じになったねぇ。

ただ、スローの1/4と1/8と1/20があんまし差がないんだよねぇ。

ガバナは洗浄したし注油もしたのに何でだろー?


もうちょっと動作をチェックしてからテスト撮影に入ろうかな?

予想以上に動きがよくなったから、だんだん欲が出てきてしまったよw



うーん、それにしてもバルナック型はコンパクトだしすごく洗練されたデザインだねぇ。なんて改めて思っちゃったよ。

コピーでこんだけ楽しめるんだから、本物のⅢ型なんて手にしたら一発で惚れこんじゃうんだろうねぇ。


おそるべしLeica。

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2010年7月12日月曜日

Tanack by Tanaka Optical

バルナック型のこのカメラはTanackという名前が付いているらしい。

まさに、まんまLeicaⅢ型のコピーだよね。

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今じゃ許されないだろうけど、この時代はこんなのゴロゴロあったんだろうねぇw


数少ないWebのデータを漁ってみると、どうやらtanaka Opticalは元々レンズの設計会社だったようだねぇ。

bodyは評判が悪いみたいだけど、(てか、本家と比べたりしてないだろうなぁ?そしたらみんな悪いだろっての。)レンズは、けっこうイイ写りをするみたい。


てことで、マウントから外してみたケロ......

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あちゃ~。これは“イイ写り”に持っていくまでけっこうハードルがあるねぇw


bodyもよくよく見てみると、明らか布幕のヒモが一本切れてる感じだし。

「あー、これなら治るよー」
とか軽く答えてしまった自分。どうする?


ま、まずは現実逃避気味にレンズからいってみるかw

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はい。これが磨く前の状態ね。


うーん。カビだかなんだかわからんようなポツポツの汚れがたくさんあるねぇ。

てことで、まずはエタノールで拭き取ってみたよ。

あー。だいたい取れたけど、やっぱりクモの巣状のカビがレンズの前面と中玉と後玉(って全部ねw)にドバーンてあって、こいつらは過酸化水素水処理になったよ。

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ま、多少カビの跡が残っているけど、この程度なら撮影に影響が出るレベルではないから、いいなかと。

R1014905
こんなんで、
R1014906
こんなんなら実用レベルでしょ


あ、これって人のだっけ?

ま、でもこれ以上は「レンズの汚れが気になるかどうか?」という話だから、カメラとしては差がないということでいいんではないかと。
あくまで、骨董品やコレクター品をつくるのではなく実用的なカメラを求めているからね。自分的には。

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2010年7月5日月曜日

またまたやってきました。

職場の同僚がおもむろに、
「はい。これ。」

「ん?」

「親戚のおじさんが、いらないからくれるって言うからもらったんだけど、ちょっと見てくれる?」

てw

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Tanakaと書いてあるバルナックライカ型のレンジファインダーと、minoltaflexのAUTOMATだよ。

いやー。最近金欠で新しいカメラを全然入手していないってのに、こうもテンポよく自分のところにおいしい“栄養源”がやってくるなんてw

預かったときに、それぞれ簡単な動作チェックをしたけど、バルナック型の方は布幕がひん曲がっていてガッツリばらさないとって感じだった。

で、minoltaflexの方は、リーフシャッターが固着しているのと、当然のようにミラーが腐食していて、ずいぶんくらーいファインダーだったね。

ま、ぱっと見、どちらも治りそうな感じ。

うーん。でも今はそんなことをしている時間がはたして自分にあるのだろうか?

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2010年7月4日日曜日

minolta XG-S リターン

カメラがほしーと訴えてくれた青年にあげようと考えていたXG-Eだけど、冷静に考えて、あやつはまだまだ人に渡せるレベルまで仕上がってないということに気がついたし。

シャッターは“例の”全てがバルブになっている状態だし、ペンタミラーはα7000から移植したけど、幅があわなくて、露出計がいまいち写ってないし、......

てことで候補に挙がったのが、以前SRTー101を渡した知人に“もう一台”と言って渡したXー7。
・・・と思ったけど、さらにもう一台のXG-Sの方が候補になった。

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(orz。最近GX100で撮るスナップがかなり適当になっているwブレブレじゃんww)

一応レストアをする端くれとして、トラブルのない個体を渡したいとは思っているんだけどねー。
あと、いつでもメンテナンスをする事のできる距離感を持った知人に渡すってこと。


でも、完全に死んでいた個体で、このままスクラップ行きとなってしまいそうなカメラが息を吹き返して、そのカメラができた当時にまだ生まれていないような人たちに使ってもらっているのを考えると、何ともいえない悦な気分になれるw

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(ようやく屋久島のフィルムを現像に出したので(ってドンだけほっぽらかしにしてるんだってw)ぽちぽちと上げていこうかな)