2020年8月28日金曜日

Mamiya M645 , Mamiya-Sekor C 45/2.8 ~ 全部治ったでぇ〜。

いきなり仕上がった写真を持ってきたりしてみた。

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ま、貼革は一部つけてないけどね。

とりあえず前回の続きから・・・

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とにかくこいつのスチール部分のサビはほんとにひどくて、たいがいのスチールパーツは裏も表もこんな感じのものばかり。
あ、そうそう、これを最初の写真に持ってこようと思ったんだけど、twitterとかのサムネにこれが来てもねぇ・・・とか思ったから、最初はカッコいいところから入ってみた^_^

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でもってこいつらをひたすらゴシゴシと研磨するわけよ。

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せっかくだからきっちりと磨いてあげようかと思ったんだけど、このくらいでいいかなって妥協しちゃったよ。

そんでこいつらをマットブラックで塗装してと・・・

・・・?

あー、またそのへんの写真を撮り忘れてるわー

上の写真の次はウエストレベルファインダーだかんねぇ。
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でもって、ラストの課題は、このウエストレベルファインダー。

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ほんとにガッチガチに固着しててボッロボロになってるからねぇ。
そもそも、このファインダーがボディからはずせなかったからね。はずせなかったからレストアする気も失せてきたってのもあったからねぇ。

ま、結局無理やり引っ剥がしたんだけどねぇ。

で、こやつ、殆ど見えるすべてのネジを外したのに、分解できないんだよぉ・・・

って、もしや!?

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って、ビスないじゃーん!
銘板曲がっちゃったよぉ・・・

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でもって、結局見つからなかったネジの場所は、ファインダーのフタの貼革の下に隠れたネジで、それを外してフタをとったら、スルッと外れた。

いやマジパズルだってこれ。

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ガビガビになってて全然動かない取り出しボタン。
もう、どういう機構になっていたのかすらわからないくらい動かない。

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無理やり剥ぎ取ったもんだからひん曲がったヒンジ。
スライドすらしない。

before
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after
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ま、こういうのは苦手ではないからね。

ボタンの方も、下の真鍮色のパーツに穴が空いてたから、ドライバー突っ込んで回してみたら、スルッと取れた。

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after
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受け側もゴシゴシ磨いておいたよ。

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さっきのヒンジもつけて、動作チェックしたら見違えるようなスムーズな動きになったv
ボディに取り付けるときも、
「パチンッ」
って、吸い付くように固定されるようになったし。


てことで、これで完成!

と思ったんだけど、45/2.8の無限遠を取らないとと思って、bodyを三脚に取り付けて、窓の外のスカイツリーを眺めたんだけど・・・

眺めども眺めども、全然合わない。

ヘリコイドの位置がおかしいわけでもないし・・・

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はい。もう一つ課題があったとさ。

なんか、以前にもやったことあると思うんだよねー。レンズの裏表逆にはめちゃうやつ。
今回は、後郡の後方から2枚目のレンズが裏っ返しに入れてあったし。

もしや!? って思ったけど、やっぱりだったわ。
こういうときのために、レンズ構成の図ってホント重要だよねー。
ゴロってレンズが落ちてきたときって、どっち向きだったかわからなくなること結構あるんだよねー。
って、だからって適当に確認もせずに戻しちゃう自分も自分だけどさ。

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じゃ、最後にキレイになったレンズの様子を。

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(GR2 , f3.5 1/80 iso100 , セミ版の45mmは35mm換算28mmだからGRとかと同じ画角になるねぇ。どんな絵が撮れるかねぇ)





2020年8月27日木曜日

Mamiya M645 , Mamiya-Sekor C 45/2.8 ~ レンズ清掃。

M645とセットで入手したSekorの広角レンズ45/2.8だけど、どうにもこうにも前から二枚目のレンズが・・・

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集合体恐怖症の人は閲覧注意かなw

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かく言う自分も、こういうのホント苦手なんだよねぇ・・・
なもんだから、いくらレンズをキレイに清掃したとしても、この状態では使う気には全くならない。

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でも、このレンズの裏側を見ても、この張り合わせ?の部分が外れる?ようには全く見えない。
他のレンズもホトホトやになるくらい汚れまくっていたから、光学系は後回しで、とりあえずシボリの粘りから手を付けてみた。

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これ、今回作業中に上からカメラで動画を撮影してたから、静止画を撮っている枚数がひどく少ない。
このあと、シボリ羽根をベンジン浴して、エタノールでキレイにして、周辺もよく油を落として、鉛筆の芯をふりかけて・・・みたいないつもの流れをして、動作のチェックをしたんだけどねぇ。

全く撮ってない。

動画の編集してアップするか、そこから一部切り出しでもするかねぇ。って、べつにそこまでする必要はないけどね。

まぁ、でも動画を撮影しながらの作業は、精神的にすごくラクだねぇ。作業工程を逐一覚えていなくてもなんとかなるかなぁという安心感がパない。
動画をyoutubeに編集してアップするとかなると気が重いけどねw


てことで、例のぶちぶちレンズに話を戻してみる。

バルサムか何かで貼り合わされている面が変にはがれてきているのか? とか考えて、ヒートガンで裏から炙ってみたんだけど、なんやら黒いところがブチブチに合わせて膨らんできたよ。
ちょっとゾワッとしたしw

でもって、もしや?と思ってカッターでゴリゴリしてみたら・・・

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キターーー!!キタコレ!

レンズの裏に何かが張り合わせてあったんじゃなくて、単に塗装していただけだったよこれ!
全部剥がして塗り直せばいいだけじゃん!!

勝利やん

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めっちゃゴリゴリ削ったし。
このあと、斜めになっているとこも削って、マットブラックでタッチアップ。

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で、って、あれ? えっと、、あれ? 

表側から見た美しい様子を撮影し忘れてるしw

まぁ、いずれにしても自分史の中でもかなりハードな部類に入るレンズ清掃だったけど、多少のチリくもりが残った感じではあるけど、満足のいくレストアができたかなと。


あと、ボディに接続して動作チェックと、ヘリコイドリングを緩めてしまったので、無限の位置のチェックをする必要はあるかな。


てことで、ボディの組み立ての話は、次の記事に。






2020年8月20日木曜日

Mamiya M645 ~ シャッターまわり。

出勤→コーヒー→カメラいじる→食事→カメラいじる→コーヒー→カメラいじる→帰宅

て感じの日が年に数回(数回もあるんかい!)あるんだけど、今日はそんな日。

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ちゅーことで早速電池ボックスから断線していないかチェックしつつ、外部電源から通電しての動作チェック。

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ちなみに、出力は最近入手した安定化電源装置。(つーか適当に撮影しすぎてピンボケひどし)

で、はじめはなかなかどうやってもミラーアップの後、先幕が下りたあとで止まったままで、後幕→ミラーリターンの動きが続いてきてくれなくて悶々としてたんだけど、コーヒーブレークの後、先人の知恵をググっていたら原因らしきところを発見。

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電子側ではなく、メカ側に通電スイッチがあるんだけど、そこがうまく通電してくれてなかった。というか若干反っていて空振り状態になっていたみたい。

強制的にクリップで押さえて通電させた状態でシャッター切ったら、ほぼ全速切れたからねー。

マジこいつ動くじゃん!!

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もうここまでくればあとは物理的な調整だけだから、この接点の板バネを一旦外して真っ直ぐにしてあげたらサクサク動いたし。

あと、電源まわりは、電池ボックスが、というかボックスの接点がお約束の緑青まみれ。

+側は磨いたら通電したんだけど、−側はどうにもこうにも通電してくれない。

接点の裏側まで全部腐食してるから、磨いても全然意味なしになってたし。

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ま、このへんは見栄えは気にせず、とりあえず動線を通電しているところまで引っ張ってバイパスオペ。

4LR44を入れてシャッター速度のチェックをしてみたけど、まぁ問題ないでしょ。たぶん。
すげー、生き返ったし涙

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でもって、こっからはひたすらお掃除。
このレベルの汚さのフィルム室はなかなか出会えないでしょw

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いや、ほんとすげーなぁ。こりゃ色々固着して取れなくなってるわけだよねぇ。

とりあえず、もう少しこのサビを取り除くための道具が必要なので、こっちは後回し。


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ちゅーことで、フォーカシングスクリーンまわりから。

なんか、塗料も剥げてるし、サビ?みたいにぼろぼろになってるし。

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どこもかしこもこんなんばっかりだし。

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バリバリ研磨したあとに、久々の登場のフラットブラックで塗装し直してみた。

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まぁいいんでない?

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フォーカシングスクリーンもコンデンサーレンズもすごい汚れているように見えたけど、じゃぶじゃぶ水洗いしただけでキレイになったわ。

とりあえず今回はここまでだねぇ。

次はシャッター幕かなぁ。ここも多分にもれずにすげー汚いからなぁ。

てか、これ最後にちゃんと組み立てられるのかなぁ。
今回のところはいいとして、2年前にバラしたところは、全く覚えてないし、見るからにビスが足らないんだよねぇ。どうすっかなぁ・・・




2020年8月16日日曜日

Mamiya M645

メッチャメチャ久しぶりの投稿。流石にもう終わったと思ったでしょ?
自分でもそう思ってたくらいだからねw
またまた息を吹き返す、しぶといblogだったりして。


ゼンザブロニカのS2とかが以前から欲しいなぁって思ってたんだけど、いい値段するし、どうせ購入してもそれに見合うほど使わないだろうなぁって。
ずっと見送っていたんだけどね。

でもって、ふとMamiya?みたいなことを考えちゃったわけさ。
あー、ほんとこれまた自分の知識不足で、マミヤも中盤の一眼レフつくってんだよねってこと。

67も645もあるわけだし。ほんとよくわかってなかったわけよ、そのへん。

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てことで、入手したのはなんとなんと2年前の2018年7月w

しかもまともなジャケ写すら撮ってないし。
探してみたらばらしてある写真しか残ってないw

でもって、なんで2年も放置してたかって言うと、ウエストレベルファインダーとbodyの写真反対側のフタがどうしても外せなかったから。


じゃぁなんで2年も放置してたやつをいじり直したかって、
まぁ、ようやく暇ができてカメライジろうかなって気分になったからw

ただ、ここ1年で急激に老眼が進んで近くのものを見るのがめっちゃ疲れんだよねぇ。
それもここのところのジャンクカメラレストアのテンションが上がらない理由の一つ、ってかメインの理由だったりしてねw

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とりあえず、ウエストレベルファインダーは外れた!

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あと、右側のカバーもなんとか外せた・・・

これ、両方ともはずれなかった理由が、「固着してた」って感じなんだよねぇ。

外し方がわからなくって暗礁に乗り上げてしまった。ってずっと思ってたんだけど、単に汚れがひどすぎて、サビとかひどすぎて、くっついてて外れなかったって感じ。

それが、パワーに頼る外し方にビビって躊躇してたってわけ。

まぁ、外してみてわかったのは、「なんでこれ外れなかったんだろうねぇ?てか外せなかったんだろうねぇ??」ってところかな。

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そうそう、あと、余分な話だけど、最近ジャンク修理系youtuberの動画をよく見てるんだけど、自分も試しにジャンクカメラ修理系youtubeをやってみようかなと思ったんだけど、あっさりと断念w

てか、めんどくさいよね。撮影とか。編集とか。

それと、最大の問題点は、修理中ほぼ喋らないし。喋るのだるいわwムリww

てことで、最近の流行に合わせてyoutuberを目指そうとしたんだけど、blogに戻ったってことで。


はい、本題に戻るよ。

そんなこんなで、mamiya645は巻き上げ、シャッターチャージ、レリーズができる所まで来たから、ようやく希望が見えてきた。
つーことで、今回はここまで。