2019年12月13日金曜日

minolta XD ~ ドナドナドナー。

ムダにばらしたことによって、メカシャッター以外の電気シャッターが動かなくなってしまった、というか、通電しなくなってしまったXD。

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どうにかして復帰させようと思いつつも、オクを徘徊していたら、ふと良さげなbodyを見っけたので入札しておいたら、そのまま最低価格で落札。

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にしても、XDは状態がいいと今でも結構な額で取り引きされてるのね。

でもこの子はほぼ送料のみ。

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理由はこれね。

底蓋なしの、当然動作未確認。

個人的には、ニコイチというのはものすごく抵抗があって、パーツ取りのbodyとかはありえないでしょ!的なポリシーがあるにはあるんだけど・・・

さすがにこの状態の機体をどうにかするのにはそんな事は言ってられない。というbodyだったからいただいちゃった。

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まぁ、底蓋がないくらいだから、動作も厳しいんじゃないのかなぁ?と思って確認してみたんだけど、メカシャッターは問題ないね。

ただ、若干この機種によくあると言われているシャッタータイムラグがあるかなぁと感じたね。

でもって、通電させて各スピードでのシャッターを切ってみたけど、なんやら不安定。

1s・・・ok
1/2・・・?
1/4・・・ok
1/8・・・ok
1/15・・・ok
1/30・・・?
1/60・・・??
1/125・・・?
1/500・・・ok
みたいな。

でもって、じゃぁもう一回1/30・・・「カシャコン!」あら?

じゃぁ、1/15は・・・?ミラーアップで停止。

なんだろこれ?
動き的に機械系統の方ではなさそうなんだよねー。
電気系統、というか単に接点の接触不良なんじゃね?と推測してみる。

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電気系統というアタリをつけたことはつけたんだけど、その前にまずはシャッタータイムラグをなんとかしてあげないとね。
メカシャッターでもタイムラグあるから、こっちは絶対に機械的な問題でしょ。

マウント横のダンパーを外して清掃してあげたらあっさりとスッキリしたし。
てか、写真撮り忘れてるし。


でもってトップカバーを開けて様子を確認。

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たぶん、てか、間違いなくこの辺の接点が問題なんだよねー。
てことで、いつもお世話になっている接点復活スプレーをプシュッとして、フキフキして様子を見てみることに・・・

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接点復活スプレーらしい?というかなんというか、直後はあんまり変わらずにもっさりしていたんだけど、時間とともに全速シャッタースピードがきちんと出るようになったよ。

って、ちゃんと速度を計測したわけじゃないけど、電気シャッターで全部同じ速度に切れていない限りメチャメチャな速度になっているのは考えられないから、大丈夫でしょう。という感じの”OK”なんだけどね。

結局、それ以外は特に問題もなく、AモードやSモードでの露出や、半オシでの露出計の精度もいい感じに出ていて、今までよりも快適な状態になったかも? なんて。

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なんやら、細かいパーツもみんなシルバーとブラックで違うんだーとか思いながら、元のブラックのパーツに交換。

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ここだけどうしてもビスのサイズが違くて、シルバーになってしまった(^^)

ブラックとシルバーの違いのせいなのか、たぶんこのシルバーは後期型なので、前期型と後期型の違いでビスの径が違うのか、ちょっとわかんないけどまぁいいかなと。

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だいぶ中身が入れ替わっちゃったXDクンだけど、もうちょっとこれからも頑張ってもらおうかなと。


あ、ちなみに、今回比較的きれいなレストアのように見えるけど、シャッターダイアルのクリックストップ用の1mm金属球を機体の中に落下させてしまい、そのまんまなんだよねぇ~。
振っても落ちてこないから、「ま、いっかw」みたいなww

「ビスが生まれる」ではなく、「金属球が食われる」レストアなり。

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(GRⅡ , f16 1/50 iso100)



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