2009年1月16日金曜日

Minolta SR-T101

SR-1についていたAUTO ROKKOR 55/1.8がヘリコイドの故障で使い物にならなくなってしまったための代用としてレンズとセットで購入したT101。

ジャンクだということはわかったうえで、オークションで落札したので、正常に動かないのは別に不思議ではないが、今までの故障したものとはちょっと違った症状だった。

レリーズボタンがヘッこんだままになっていて、巻き上げをすると何も起きずに、ひたすら何度も巻き上げが出来る。という状態。

実は、SRT101を購入するにあたって、netを徘徊してだいぶ情報を集めていた。

ミラーアップしてしまう個体は、時にプラ製のギアが破損しているケースがあるとのこと。

PentaxのSP系やKマウントのメカニカルカメラたちはミラーアップしてしまうものがあってもさほど重症であるケースは考えにくく、たいがい分解清掃・注油で完治する。と自分は思っている。

でも、netの情報だとSR-T101はそうもいかないかもしれないということらしい。

てことで、いちおうミラーアップしてしまう個体はさけた。

なんだけど、こいつは巻き上げが空回り。
うーん。ちょっと原因が見えないなぁ。と思って、しばらく放置。

で、とりあえず底ブタ開けてみっかな。というノリで、底ブタを開けてみた。

ぬおぇぉぉぇえっっぁ!!

見事に液漏れしまくりだった。
しかも電池入りっぱなしだし。

硫酸銅か塩化銅らしきスカイブルーな結晶がたっぷりとギアやクランクに付着していて固着していたよ。

ちまちまと結晶を削って、ビスを緩めて、注油をして、動きをなじませて・・・・・・・・・

気がついたら、レリーズボタンは持ち上がっていた。

で、巻き上げて、シャッターを切ってみたら..........

『ガシャコーーーーン!!!』

おっ!動いたナリv


てことで、完治。ちなみに、露出計も接点を磨いただけでふつうに完調。このカメラの代名詞ともなっているCLC(分割式開放測光)は元気に活動してくれましたとさ。

モルトの張り替えをしたら、フィルムを装填して試し撮りをしてみようと思う。

※でも、こいつの電池室をきれいにするのはけっこう大変だった。

R1010146
(万力で押さえて、カニ目でこじ開けて、ガリガリと結晶を削り落としたよ。)

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